私だけのとっておきの絵画の楽しみ方

私は美しい物が好きです。
美術館めぐりは、今の私の唯一の趣味と言って良いかもしれません。
ついこの間も、比較的近くにある美術館に行ってきました。
ゆっくりと時間をかけて、隅々までじっくり見るのが好きです。


ですから、子供を連れて行くことはできません。
すぐに飽きてしまうからです。
本当は、子供にとっても良い勉強になると思うので、一緒に行きたいところなのですが急かされるのが非常に不愉快なので、最近はいつも私一人だけで行っています。

私は、その絵を作品として眺めるのももちろん好きなのですが、その絵からはみ出した部分というか、描かれていない部分を想像しながら見るのがとても好きです。
そこは私の完全なる空想の部分なのですが、まるでその絵の世界が本当に実在しているような気がしてきて、凄く楽しくなってきます。

そもそも、フィクション映画や小説、お芝居なども誰かがこの世に生み出した時点で、それは私たち人間と同じように存在しているのではないかと思います。
SFであっても、空想の中の生きものであっても、ちゃんと命を授けられた大切な存在ではないかと思うのです。
ですから、何か作品に登場してくる主人公に恋してしまうとか、尊敬すると言う気持ちも非常に分かります。

私だけのとっておきの絵画の楽しみ方。
その絵を描いた人の気持ちや価値観なども、少なからず表現されていると思います。
そしてそれは空想の中の絵であっても、もう引き返すことができない世界を作りだしているように思います。
全てがかけがえのない存在であり、全てがとても美しい。

私はそんな風に思います。

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